2009年11月4日水曜日

シチュエーショナル・リーダーシップII(SLII)

マネージャーあるいは何かのプロジェクトのリーダーであれば、自分のチームのメンバーが活き活きと意欲を持って仕事に取り組み、チーム全体として成果を上げるにはどうしたら良いか、ということに強い関心があると思います。

部下に対して妥協しない厳しい鬼上司、あるいは全く反対のコーチングを駆使して部下の意見を聞く上司。リーダーシップに関しては様々な主張や理論が展開されています。

どれも一理ありますが、すべてに有効な方法ではありません。

逆に、広い枠組みとして、リーダーシップの成功確率が高い方法論は、「それは状況による」というものです。

1969年にケン・ブランチャードとポール・ハーシーが「リーダーシップのライフサイクル」という論文を発表して以来、状況対応型リーダーシップ理論が展開されてきました。

ケン・ブランチャードらは1985年、1993年にはじめのモデルを発展させ、状況対応型リーダーシップII (Situational Leadership II)というモデルを作りました。

シチュエーショナル・リーダーシップII(SLII)は、『1分間マネジャー』の共著者ケン・ブランチャード博士の研究調査に基づき開発されたもので、世界30か国で実証済みの状況対応型リーダー育成プログラムです。

では、SLIIにおける状況とは何のことでしょうか?

SLIIでは、部下の状況を開発レベルという言葉で定義します。

開発レベルは、技能と意欲から成り立ちます。
開発レベル=技能×意欲

これらの要素の高低により、全体を4つの象限に分類しています。
Development Levelとして、D1、D2、D3、D4に分かれます。

D1は、技能は低いが意欲は高いという状況です。

たとえば、新卒の新入社員がD1の典型です。新卒社員は会社の業務に対しての技能はありません。しかし、彼らは希望に満ちやる気を持っています。

こういった状況で効果的なリーダーシップスタイルは、「指示型」のリーダーシップです。
指示型のリーダーは具体的な指示命令を与え、仕事の達成をきめ細かく監督することで、部下のやる気と仕事の成果を促進します。

リーダーシップもD1~D4に対応して、S1、S2、S3、S4と分類されます。

次の図は全体をまとめたものです。




SLIIについてはトレーニングコースがあります。

シチュエーショナル・リーダーシップII [SLII®]2日間ワークショップ (ダイヤモンド社)
http://www.dcbs.jp/sl2/


また、わかりやすい参考書籍としては、ケン・ブランチャードらによる「1分間リーダーシップ」(ダイヤモンド社)があります。

以上

参考文献

1.1分間リーダーシップ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法 K.ブランチャード (著)



2.リーダーシップ行動の源泉―DISCとSLIIによるリーダー能力開発法
ケン・ブランチャード (著), ドリア・ジガーミ (著), マイケル・オコーナー (著), カール・エデバーン (著), HRD株式会社 (監修)

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